後立山北部(長野) 白馬岳(2932.3m)、杓子岳(2812m) 2017年7月7〜8日  カウント:画像読み出し不能

所要時間

7/6 5:00 猿倉−−5:09 林道−−5:40 林道終点−−5:58 白馬尻(大雪渓下端、アイゼン装着) 6:10−−7:46 大雪渓上端−−8:19 小雪渓−−8:32 避難小屋−−9:24 村営宿舎(休憩) 10:27−−11:45 杓子岳(休憩) 13:26−−14:49 村営宿舎(幕営)

7/7 4:05 村営宿舎−−4:26 白馬山荘−−4:44 白馬岳(休憩) 5:34−−5:56 村営宿舎(テント撤収) 7:00−−7:24 小雪渓−−7:40 大雪渓上端−−8:12 白馬尻(大雪渓下端) 8:17−−8:28 林道終点−−8:48 林道を離れる−−8:56 猿倉


場所長野県北安曇郡白馬村/富山県黒部市/下新川郡朝日町
年月日2017年7月7〜8日 幕営一泊二日
天候ほぼ晴、弱風
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場猿倉に登山者用駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無強いて言えば小雪渓のトラバースだが、下山時は雪が切られ道が作られていた
山頂の展望大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
1日目(猿倉→村営宿舎→杓子岳→村営宿舎)
2日目(村営宿舎→白馬岳→村営宿舎→猿倉)
コメント九州北部は記録的な大雨だったが中部では梅雨の晴れ間になったのを狙った。今年の大雪渓はその名に恥じない雪の量で楽しめた。小雪渓もまだたっぷりと雪が残りトラバースが必要。高山植物は咲き始めだが楽しめるレベル。2日間とも天気は良かったが空気の透明度がイマイチで遠望は楽しめなかった


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1日目のルート断面図(猿倉→村営宿舎→杓子岳→村営宿舎)
2日目のルート断面図(村営宿舎→白馬岳→村営宿舎→猿倉)


猿倉駐車場(奥から入口方向を見ている)。平日なのでガラガラ 猿倉駐車場(入口から奥方向を見ている)

猿倉駐車場入口には看板が設置されていた 猿倉荘
登山道は水が流れた跡(水曜日に大雨が降った) 林道に出る
鑓温泉方面入口の注意書き ヘリが白馬山荘への荷揚げ真っ最中
林道終点。意外にも車が無い 雪解け直後らしい光景
白馬尻小屋手前で残雪あり 白馬尻小屋は今季営業前だった
白馬尻小屋のほぼ目の前で雪渓に乗れた 標高1870m
標高2200mで夏道に乗る 大雪渓を振り返る
小雪渓の急斜面を下る登山者2人。ルートミスだろう こちらは単独登山者
正解ルートは小雪渓のトラバース トラバースが終わると避難小屋。アイゼンの出番はおしまい
空は深い青 スコップを持って小雪渓の雪切りに下ってくる小屋関係者?
ウルップ草は咲き始め 下山する人がぽつりぽつりといる
村営宿舎が見えた 杓子岳方面にガスがかかり始めた
ハクサンイチゲはけっこう咲いていた ハクサンイチゲ、ウルップ草のお花畑
例年の水場は雪に埋もれていた 静かな村営宿舎。ちゃんと営業していた
平日だがテントがあった ショウジョウバカマも高山植物でいいのか?
県境稜線から白馬岳を見上げる 県境稜線から見た劒岳
県境稜線から見た南〜西の展望
テントを設営してから杓子岳へ向かった 私のテントが増えただけ
杓子岳方面はガスに覆われ涼しそう コイワカガミ
オヤマノエンドウ お花畑
日陰に入りほっとする 杓子岳山頂向けて登る
杓子岳山頂。のんびりと休憩。誰も来なかった 杓子岳が晴れてくるとテント場方面がガスってきた。ここで戻ることに
大雪渓を見下ろす テントがちょっとだけ増えた
白馬山荘は朝から午後まで荷揚げ中 テント場受付は18:00からとのこと(スタッフが各テントを回ってくれた)
日の出前に白馬岳山頂を目指す 露出の関係でかなり明るく写っている
白馬山荘。まだ東側の建物は営業していなかった 山頂はもうすぐ
山頂手前で日の出を迎えた 白馬岳山頂。他に4人しかいない
白馬岳山頂から南〜西〜北の展望
白馬岳山頂から北〜東〜南の展望
白馬岳山頂から見た鑓ヶ岳〜旭岳
白馬岳山頂から見た清水岳。かなりの残雪量 白馬岳山頂から見た旭岳山頂部
白馬岳山頂から見た劒岳。霞んでしまっている 白馬岳山頂から見た北東方向
白馬岳山頂から見た朝日小屋 ヘリが運んできたのは燃料のドラム缶3本
人力でドラム缶を運搬していた さすがにテントは減っていた
下山開始。先行者が見える 小雪渓に突入。少し下ってからトラバース
往路と同じ場所をトラバースした 小雪渓をトラバースせず西へ直進中の登りのハイカー
雪切りした道は思ったより下にあった 写真では分からないが大雪渓上には点々と登山者が見える
まだ咲いてないがシロウマアサツキ。葱そのもの 大雪渓に乗る。涼しさ倍増
土曜朝なので登りの人は多い 往路で飛び越えたクラック。右岸側なら越える必要なし
登りの登山者が点々と続く 白馬尻の大雪渓始点
白馬尻小屋は今日も営業していなかった 昨年秋の張り紙のまま
たぶん小屋の関係者。小屋開け準備開始か 林道終点。やっぱり小屋関係者が入っている
猿倉山荘到着 駐車場到着。まだまだ余裕あり


・九州北部では記録的な大雨で大きな被害が出たが、本州中部は梅雨の晴れ間で好天に恵まれた。木曜夜の天気予報では金曜は1日、土曜は午前中は好天との予報だったため、金曜日に会社を休んで出かけることにした。目的地は1泊幕営で白馬岳とした。
・金曜日朝の出発だったので猿倉の駐車場はガラガラだった。水曜日の大雨で駐車場内に沢が流れその周囲は荒れていたが、そのうち整備されるだろう。
・猿倉で登山届を提出して出発。登山道には水が流れた跡があったが乾きつつあった。
・林道でここへは初めて来たという単独男性に遭遇。以後、村営宿舎まで一緒に行動となった。
・白馬尻小屋は予想外にもまだ営業していなかった。そして小屋の前で大雪渓に乗ることができた。今年は残雪が確実に多い。
・天気は最高で日差しが眩しかったが、雪渓上は涼しい風が吹き下りて快適。ほとんど汗をかかずに登ることができた。一部にクレバスができていて飛び越えたが、右岸付近を歩けばクレバスは無い(下りはそちらを歩いた)。まだ全コースにベンガラが撒かれていないので、適当に歩きやすいところを登った。雪はそれなりに締まっているので軽アイゼンがあった方がいい。無くても歩けるが確実に歩行速度が落ちる(特に下りは)。
・大雪渓から夏道に上がるポイントは例年通りで標高2200m付近。傾斜がきつくなる場所で谷の右側に緑に覆われた小尾根が現れるので分かりやすい。
・小尾根を登り再び雪に覆われた谷に尾根が吸い込まれて消える場所が小雪渓のトラバースポイント。通常、夏山シーズンなら小雪渓はほとんど消えているのだが今年は豊富に雪が残り、急な雪の斜面をトラバースする必要がある。往路では薄いトレース程度だったが帰りにはしっかりと雪が切られた道が作られていた(金曜日に小屋の関係者?がスコップで雪切り作業をやってくれた)。
・小雪渓を渡り終えると避難小屋あり。避難小屋から村営宿舎までの間は部分的に雪は残るがほぼ無雪。高山植物は咲き始めだが楽しめるレベルに達していた。
・村営宿舎のテント場には既にテントが1張あった。テント受付は18:00からとの張り紙があり、暑いし暇を持て余すのでテントを張り終わってから杓子岳に向かうことに。ちなみに昨年の秋は受付開始は12:00からであった。杓子岳にしたのはそちらの方がガスがかかって涼しそうだから。
・徐々にガスが漂うようになったが大きな天気の崩れは無さそうな気配。日が陰るとちょうどいい気温で、ガスって直射日光が当たらない方が快適だった。
・のんびり歩いて杓子岳山頂で休憩。時々ガスが切れて太陽が顔を出すと肌が痛いくらい暑かった。
・やがて杓子岳周囲のガスが切れる時間が長くなり、逆に村営宿舎方面にガスがかかるようになったので涼しさを求めて戻ることに。戻る途中で杓子岳方面に向かう単独女性とすれ違った。稜線上で人に会ったのは本日初めて。さすが平日。
・テント場に戻るとテントは増えていたが5,6張。最終的にはこれに1張増えたのみ。にわか雨は来なかったがガスがかかりテント内でも涼しくて助かった。17:00前にテント場料金徴収あり。人数が少ないと徴収しに回ってくれらしい。
・夜間は晴れたが空気の透明度が低いようですっきりした星空ではなかった。夜露が降りてテント内は盛大に結露した。
・翌朝は白馬岳で日の出直後の大展望を楽しむために山頂に向かうが、夜間と同様に空気の透明度が悪く劒岳が霞んで見えるほど。槍穂はほんの僅かに見える程度で八ヶ岳や浅間山でさえ影も形も無かった。土曜早朝の山頂は4人ほどしかいなかった。
・昨日から続いていた白馬山荘へのヘリでの荷揚げは今朝も行われていた。
・テント場に戻るとテントは私の他は2張に減っていた。テントに付いた露を虫干ししながらのんびり出発準備。概ね乾いてから出発。
・小雪渓で本日初めて登りの男性に遭遇。小雪渓の雪が切られた道は予想より下に存在したため発見できず、往路と同じ薄いトレースを歩いた。
・大雪渓に接近すると続々と登ってきた。さすが土曜日だがまだ夏山シーズン真っ盛りよりも人数は少ない。
・軽アイゼンを装着して下ったが、半分滑るように走るように飛ばしたら往路の1/3しか時間がかからなかった。
・白馬尻小屋は土曜朝も開いていなかったが、小屋関係者らしき集団とすれ違ったのでたぶん近日中に営業を再開するだろう。
・林道歩きではすれ違う登山者はぽつりぽつり程度。駐車場に戻るとこれから出発する人の姿はほとんどなかった。天気予報は木曜日と違って日曜日も良好に変わり、これなら2泊にすればよかったと後悔。

 

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